PowerPointの新機能から考える次のスライドの作り方。

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先日出演した動画でPowerPointの新機能を紹介しています。
出演|もし宇宙人が地球レポートをまとめたら Microsoft
https://p-ralay.com/?p=864

この機能追加が素晴らしい、というか上手いんですよね。
Office 365ユーザー向けの機能として追加されている、「クリックスターター」「デザイナー」「アイコン」が特に良く、旧バージョンのPowerPointでかかっていた時間が大幅に短縮されます。またアイコン機能は短時間で品質をあげることができますよね。
これは、旧バーション利用者に対する乗り換え策として、素晴らしい方向性です。
日本企業にはまだ旧バージョンを使っている企業が多くいますが、機能がどんどん追加されている最近の方向性を考えると、Office365ユーザーが増えるのは時間の問題でしょう。

では、Office365ユーザーが増え、機能を活用したスライドが世に増えだした時に、次はどんな作り方をするのが、一般的になるのか考えてみましょう。

一般の人は理想的なスライドとは何か?などとは考えません。ですから、良い悪いといわれるのは、一般的に何かと比較した場合です。こんなデザインのスライドではダメだと言われていたのは、旧バージョンのPowerPointの機能の限界によるもので、スライドプレゼンが一般化した後で登場したKeynoteが良いとされていたのもそれです。
ですが、最新バージョンでは、Keynoteより劣っていることはありません。これは最新バージョンに触れればわかります。
これからのバージョンでは、上記機能の追加により、作成のトレンドも変わるでしょう。

全体のストーリーは、これまで企業や業界で一般的とされていた物と合わせて、PowerPointで作成できるストーリーが一般的となるでしょう。また、文字とグラフだけのスライドに対して、もっと良いものとされていたのは、アイコンなどのグラフィック要素を使った物でしたが、アイコンもPowerPointの標準機能で出来ます。

これらの機能追加で、これまでの良いスライドと言われていた項目である「シンプルに」「文字とグラフ以外も使う」「分かりやすく」というのが、だれでも簡単に短時間で実行可能になりました。まだ細やかな機能追加は続くでしょうが、これは一般の人がもっと良い物を作るという流れの終わりが近づいているといえます。

表現上、次のステージといえば、「もっといい素材」「もっと面白いアイデア」となりますが、
このステージの良い悪いという評価は、多くの人は「個人的な好み」という主観でしかできません。これは、指示も教育も難しいですよね。しばらくは、上司の意味不明なセンスに合わせて作成しなければいけないこともあるでしょうが、これも時間の問題でしょう。

それほど遠くない時期に、一般の人が簡単に品質を上げる、という流れは終わり、
これ以上は特殊能力がある人しか無理というステージに上がります。
一般の人はこの品質まで出来ればOKという基準ができますから、無駄なPowerPoint作業が減るでしょう。

残業してPowerPointで作業、という人が多すぎる現状からすると、いい方向性です。




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